社会不適合者VS怪しいビジネス業者VSダークライ
どうもラクテです。
それは日曜日、いつものように友人とカードショップに来ていた時の話でした。
友人がカードを買取に出していて暇だったのでふとスマホを開くと、最近会ってなかった友人(ここではAとしましょう)から不在着信が。
^ラ^<なんだ…?珍しいな
とりあえず電話をかけ直すことに。
^ラ^<もしもし?
A「ラクテ?久しぶり」
^ラ^<急にどうしたんだ、なんか良くない話か?
A「ああ…良くないといえば良くないかな」
^ラ^;(…………???)
^ラ^<なんだなんだ、何の話なんだ
A「お前、今金に困ってないか?」
^ラ^<いやまあ、だいたいいつも金欠だけど
A「だよな、実は今回話すのは金儲けの話なんだ」
゜ラ゜<!!!?????
A「そりゃ急にそんなこと言われたら反応に困るよな。とりあえず、まずは話す時間が欲しいから都合のつく日を教えてくれ」
A「当然やるかやらないかの判断はお前に任せるし、これを断ったからといってお前との付き合いをやめる気はない」
^ラ^<お、おう
という訳で、再来週の金曜の夜に家に迎えに来てもらうことに。
次の日の仕事中、ずっとAに言われたことが頭の中でループしていました。
^ラ^<金儲け…?よくないこと…?転売か?俺ポケカやってるし
^ラ^<他の可能性は…何だろう、マルチ商法?いつかどっかのサイトで見た気がする
^ラ^<マルチ…?
゜ラ゜<これマルチの勧誘じゃね!!!!!!!!!!????????????
決戦の日まで残り12日。早くも当日が不安になってきました。
^ラ^;<いや待て落ち着け、もっと馬鹿馬鹿しいことを考えよう。ホモビ出演のオファーとか…
^ラ^<とりあえず話だけ聞いて断って、ブログのネタにでもしたろ!w
そんな不安の中迎えた当日。
〜LINEにて〜
^ラ^<ようA。今日の20時だよな?
A「おう。拉致ってくわw」
^ラ^(待てよ、拉致ってく…?)
゜ラ゜<いざって時に逃げられねーじゃねえか!!!!!!!!
そう、行き帰りはAに送ってもらうので、いざ逃げたくなっても自分で帰る手段がありません。やべーやべーと緊張する中、とうとうAが来てしまいました。
こうなってしまっては腹をくくるしかありません。Aの車の中へ。
A「今日なんで呼んだのか言ってたっけ」
^ラ^<いや特に
A「金儲けの話ってのは?」
^ラ^<そこまでは聞いてる。差し支えなかったら具体的に聞かせてほしい
A「ああ…お前、マルチ商法って知ってる?」
皮肉にも私の予想は当たっていたのです。
^ラ^;(いや待て落ち着け、まだ想定内だ。お前は話だけ聞いて帰るつもりだったじゃないか)
^ラ^<ああ…知ってるけど
A「今回はマルチ商法とはちょっと違うんだけど、まあ近いもんだよ」
^ラ^<ふーん(やべえ…めっちゃ帰りてえ…)
その後は、久しぶりに会ったということで到着までダラダラ世間話をしていました。今回同行したのがAでよかった。
そして目的地のジョイフルに到着するや否や、怪しい企業のパンフレットを渡されました。
^ラ^<羽毛布団が30万!?うせやろ!?
この後の企業の人からの説明によると、このパンフレットにサインをすることで初めて説明を始められるそうです。強引に契約させるなんてことはなさそうで一安心。
いささか緊張しながら店内に入ると、体育会系っぽい雰囲気の若い男性(ここではBとしましょう)とAの同級生の女性(ここではCとしましょう)が出迎えてくれました。
^ラ^(俺は今日、こいつらと戦うのか…)
Bさんがドリンクバーを頼んでくれていたので、私が4人分の飲み物を淹れることにしました。(余談ですが、マルチ商法の勧誘はとにかく数をこなす必要があるらしく、商談の際には料理を注文せず、基本的に安く済むドリンクバーを注文するようです)
B「名前は?」
^ラ^<(自分の名字)です
B「Aくんは〇〇くんのことどう呼んでるの?」
A「ジョニー(仮名。実際は私の下の名前)って呼んでます」
B「じゃあジョニーくんは〜」
#^ラ^(馴れ馴れしいんじゃボケ……!!!!テメーは漫画やアニメの主人公かよ…………!!!!!!)
しょっぱなから下の名前で呼んでくることが終始気になって、Bさんの自己紹介は全く聞いていませんでした。
一通りの挨拶が終わると、Cさんから企業とビジネスの説明を受けました。
^ラ^<羽毛布団たっけえ!!買えるかこんなもん!!
C「と思うでしょ?一般的に羽毛布団というのは羽毛が55%以上含まれていれば羽毛布団と呼んでよいのですが、これはなんと98%!軽くて寝てる間の体への負担が小さく、孫の代まで使えるほど長持ちしますよ!」
^ラ^<ほーん、なるほど(後で調べてみましたが、純度の高いものはどれも30万以上しました)
C「あとこれ、水素水が〜〜〜」
^ラ^<あぁ〜!!水素の音ォ〜!!
似非科学の象徴・水素水。そんなものを売るような企業のどこを信用しろと言うのでしょうか。「帰りたい」以外の感情が消え失せてしまいました。
ビジネスの方も、ノーリスクなことばかりを強調してきて非常に胡散臭いものでした。この世の常は等価交換であり、リスクのないものなど決してありません。本当にリスクがないのか問いただそうと一瞬思いましたが、教えてくれるはずがないので聞きませんでした。
一通りの説明が終わると再びBさんが登場。
B「で…どう?やってみますか?」
^ラ^<いや〜、ちょっと興味ないですね〜w
B「ちょっとC〜、ちゃんと説明したの?」
^ラ^<いや、この方はちゃんと説明してくれましたよ
B「どこが気に入らなかったの?説明するから教えて?」
#^ラ^(めんっっっどくさ!!!!!!興味ねえっつってんだから食い下がってくんなよ!!!!!!!!!)
^ラ^<儲けるために人に声かけるの、面倒じゃないですか
B「でも君、友達いないことはないでしょ?w」
#^ラ^(世間でのマルチ商法のイメージ考えろやクソ!!!)
^ラ^<あ〜もう、その、俺マルチ商法とかねずみ講とか苦手なんですよ
B「────ねずみ講?」
その言葉を聞くとBさんは、ねずみ講とマルチ商法とネットワークビジネス(ちなみにこの企業がやってるのはネットワークビジネス)の違いを図とともにわかりやすく話してくれました。
#^ラ^(っせーなボケ、マウント取ってくんじゃねえよ…)
ちょいちょいねずみ講とマルチ商法の違いがわかってない人(つまりこちら)を見下してるのが伝わってきて少々腹が立ちましたが、それよりも今すぐ帰りたい気持ちでいっぱいでした。
居眠りしそうになりながら説明を聞いたあと、再度やるかどうか聞かれたので断って商談は終了。2時間にも渡る長い戦いでした。
^ラ^<わりいなーA、せっかく連れてきてもらったのに
A「いいよいいよwどうせラクテはやらなそうだったしw」
^ラ^<なんで呼んだのwwwいいけどwww
比較的仲のいい友人にこういうのに誘われたことには驚きましたが、怪しいビジネスに手を染めたからといって、私がAへの態度を帰るつもりはありません。またそのうち一緒に紙でもしばきたいなと思った帰り道でした。
マルチ商法やネットワークビジネスの類はどこから自分を誘ってくるかわかりません。みなさんも、しっかり断る勇気と断れる知識を持ちましょう。もっとマルチ商法だと察した時点でちゃんと下調べをしておけば、もっとスマートに断れたと思います。
最後に
今回話をした企業、後で調べてみると公式サイトが見当たりませんでした。その上、よくない噂が無限にあったので、この先のAが心配でなりません。